はるなつあきふゆ

2026.08.26

あたたかい。あつい。つめたい。さむい。

人は身体を通して季節が変わりゆくことを感じる。

やわらかい芽が土の中から顔を覗かせ、

やさしさに包まれた命が産声を上げる。

木々は青い空に向かってその緑を深め、

健気な身体は自由を知る。

茜空に溶け込むように葉は染まり、

命はそのための命を蓄える。

朽葉色の絨毯は次へと襷をつなぎ、

その命は希望を胸に白い世界に身を埋める。

あたたかい。あつい。つめたい。さむい。

人は心を通して季節が変わりゆくことを想像する。