為すがままに

2026.08.16

木々が生い茂る間を過ぎていく。

彼らはその場所で生きている。

どこか遠くへ行くこともない。

見知らぬ来客がどこかからやってくる。

気づいたときにはもういない。

為すがままに時を重ねていく。

移り変わっていく景色の中で息をしている。

やがて命の終わりを迎えるとき、

彼らには何がみえているのだろう。

どんな記憶を思い出すのだろう。

旅をするように命を燃やすことも、美しい。

為すがままに命を全うすることも、また美しい。